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久々に瑞浪に行ってきたので感じたことをつらつらと。
3月1日、前任校の麗澤瑞浪高等学校に行ってきた。この日は私が中1で担任をした生徒たちの卒業式。私はこの学校には1年しかいなかった。千葉の姉妹校から転勤したが、両親のことを考えて1年で退職し、今の学校に移ってきた。だから彼らとも、その学校の先生方とも基本的には1年の付き合いしかない。そんな中でも、年賀状を毎年くれる生徒や同僚もいるし、家族ぐるみで付き合いを続けている同僚もいる。良い時間を過ごしたと感じている。 その後何度か同僚と会うために瑞浪を訪れているが、その卒業生たちとは5年ぶりの再会になった。最後に会ったのは中1の終わり。この5年間で多くの子たちが大きく成長していたので、記憶の中の名前に現在の顔を当てはめる作業に手こずった。5年間とはそれだけ長い期間なのだと感じた。 それにしても、再会を喜んでくれている様子がたくさん見られて嬉しくなった。正直なところ、1年しか関わっていないので「珍しい人が来た」くらいの感覚なのかと思っていた。しかし、飛び上がって喜んだり、駆け寄ってきたりと、本当に喜んでいる様子がわかる生徒も多くいて、本当に有り難く感じた。私自身にとって初めての担任、しかも赴任1年目というわけもわからない状態で受け持ったクラスだったので、試行錯誤だったと思う。1学年という、生徒たち自身も落ち着きのない時期、しかもクラスの6割が寮生という特殊な環境も重なり、問題もいろいろ起きた。級長・副級長を何度も職員室に呼んで、3人で学級運営について話をしたことを思い出す。そんな、たった1年の付き合いから5年経って再会し、この空白の5年が一気につながった。何とも言えない感覚だった。 教師という職業は、重い。生徒にとって、多感な時期に接する大人の1人として、与える影響は決して小さくないと感じる。今受け持っている子たちが高校を卒業するときにはいったいどんな感覚を得るのだろう。もちろん、今回得た感覚とは全く違う感覚を得るはずだ。教師とは本当に得るものの多い、感動の多い職業だ。だからこそ、目の前の子たちと真正面からぶつかって、時間を共有し、共に学んでいきたいと思う。 そして、持つべきは良い友人。いつも瑞浪を訪れると泊めてくれるK夫妻。本当にありがとう、そして寝落ちしてごめん(爆)。それにしてもあの1年で友人と呼べる関係ができたのは奇跡だ。今後とも、よしなに。 PR |
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